竹トンボ
中国で誕生したとされる竹とんぼ、日本にも伝わり平城京遺跡からヒノキ製の「木とんぼ」が見つかっているそうです。
今私たちの知っている竹とんぼは羽の長さが10センチ前後、軸の長さは12センチ前後のものが普通です。
しかし最近では材料の竹が手に入り難いし、ナイフを使う物づくりの機会も少ない時代です。
子供たちが手作りの竹トンボを空高く飛ばす風景は、今ではなかなか見られなくなった気がします。

写真、左上は薄く削いだ竹を熱してからねじって角度をつけたもの。右上は昔ながらに角度をつけて削ったもの。右下は羽根だけが飛んでいくもの。左下は竹の割り箸から作ったものです。
プラトンボ
プラトンボとはプラスチック板と竹串で作る竹トンボです。簡単に作れるし、軽いのでよく飛びます。
材料・道具

プラトンボの作り方 1
遊び方の例
プラトンボは軽いので思いのほか良く飛ぶと実感されるでしょう。
そこで「キャッチ トンボ」を試みて下さい。
トンボの軸を少し斜め前に向けて軽く飛ばすと水平移動します。
向き合った相手は飛んできたトンボの軸を両手で挟み取り、次に相手に向けて同様に飛ばします。
キャッチボールではなく「キャッチトンボ」です。
3~4人ぐらいで輪になってトンボを回し飛ばしさせると楽しいひと時請け合いです。
1プラスチック板
ポリプロピレン(PPと略されることもあります)シート。厚さ0.75mmぐらいが使いやすいです。大きめの100円ショップで買えます。色のバリエーションがあり、つや有り・つや消しがあります。
2竹串
長さ15cmぐらいのもの。
3カッターマット
机を傷つけないためのものです。ベニヤ板に布製ガムテープを段差が出ないよう、重ねないで隙間なく貼り付けたもので代用できます。
4カッターナイフ
PPシートを切るのには大型のものが使いやすいです。
5定規
アクリルの定規はカッターナイフで傷つけることがあるので金属製の定規の方がいいです。真っ直ぐな木の棒でも構いません。
6両面テープ
定規を固定するのに使います。なくても構いませんが、両面テープを使った方がPPシートを切りやすいです。
7羽の型紙
8ハサミ
9スティックのり
10押しピン
頭を持ちやすいもので、ピンの直径が1mm前後の普通の押しピン。あまり太いものは適しません。
11穴あけ台
穴あけ台というのは勝手につけた名前です。ピンや竹串を挿しても机にあたらない深さの穴があり、安定しているものならなんでも構いません。写真は香辛料の瓶の蓋を利用しています。穴が斜めに開いているので少し使いづらいです。ペットボトルの蓋に穴を開けたものや木の板に穴を開けたものも利用できます。穴の直径は4〜7mmぐらい、深さは7〜9mmあれば良いでしょう。
12ラジオペンチ(普通のペンチでも構いません)
13目玉クリップ
羽を折り曲げるときに使います。幅が6cmぐらいの大型のもの。
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